ことこらぼオンライン募集案内(2021年5月27日スタート)

1.ことこらぼのコンセプト
全国企業の社員とチームを組んで事業の推進を行える4ヶ月間のプロジェクトです

『ことこらぼ』は、所属組織といった日常(ホーム)から、縁のなかった地という他の日常(アウェイ)に飛び込み、その地域の生の課題に向き合い、ひとりの実践者となって解決する活動過程で学びを得るプログラムです。ケーススタディやシミュレーションではなく、生きた課題が教材となっていることが特徴です。
プログラムのゴールは論理的な解決策ではありません。小さくても手足を動かし、足あとを残すことが、地域の人たちとの信頼を築くことになります。この社会実装に至ることこそがゴールになっています。

フィールドワークや対話を通じてチーム(※)を形成します。
4ヶ月間で何にどこまで取り組むのか合意形成を行います。

マーケット分析やアンケートなど自身のスキルやノウハウを活かしながら、検討を深めます。

地域関係者との交渉や、プロトタイプの試作などにも実施可能です。
ゴールに向けて、ひとつのチームとなって取り組みます。
※都市圏企業社員は4~5名で1チームとなります。
地域事業者と密な関係を作りながらプロジェクトを進めていくため、1テーマ(事業者)あたり最大2チームの割り当てとなります。
テーマはすべて“生きた”地域課題
『たなべ未来創造塾』とのコラボ

『たなべ未来創造塾』は、地域起業家の育成を応援する田辺市の事業です。
本コースでは、塾生の取組みを選び、当事者とともに事業成長のための課題解決に取り組みます。ケースワークではない”生きた”地域課題が受講者の本気を引き出します。
2.今回のテーマ
①新開発地酒のマーケティング
地域資源(熊野米[食用])を使用し、地元の人と関わりながらブランディングした日本酒「關の葵 交」(せきのあおい こう)の販路開拓を地域事業者と共に取り組みます。
※熊野米プロジェクトとは
→http://kumanomai.com/
熊野の地で作ったお米を見直し、郷土料理を地元のお米で作って食べようというお米の「地産地消」をする活動に取り組んでいます。
※2018年プレミア和歌山審査員奨励賞受賞
地元飲食店では認知度もあり、取り扱いがあるものの、まだまだ販路を開拓していかなければならない状況。市外、県外、海外へ発信していきたい。(若年層や新規顧客層へのアプローチ)


ローカルイノベーター
株式会社堀忠商店 堀 将和さん
② 梅をテーマに新商品・新サービスの企画・開発
世界農業遺産に「みなべ・田辺の梅システム」として認定された梅づくりを取り巻く地域課題の解決に向け、農作物へ新たな付加価値を付ける活動に地域事業者とともに取り組みます。
※世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」とは
→https://www.giahs-minabetanabe.jp/
養分に乏しく礫質で崩れやすい斜面を利用して薪炭林を残しつつ梅林を配置し、400年にわたり高品質な梅を持続的に生産してきた農業システムです。
世界に認められた産業も、梅産業の低迷や農家の後継者不足、高齢化により、耕作放棄地が増えています。一方で梅酒を含むリキュールの国内市場、輸出市場共に伸びており、世界を相手に戦えることを示しています。梅栽培のやりがい発信や付加価値の創出により、地域課題の解決に挑みたい。



ローカルイノベーター
株式会社濱田 濱田 朝康さん
3.学びのプロセス
「越境学習」によりCSV経営を推進する事業家マインドを育みます

JMAMだからできる! ことこらぼ3つの学びのポイント
Point 1
越境前のイントロダクション
Contents
〇越境学習第一人者による動画講義
(石山 恒貴 氏・法政大学大学院)
〇地域理解、事業理解のためのインプット
Point 2
越境中の学びの併走
Contents
○「越境学習」特別開発教材による学習
(監修:安斎勇樹氏・東京大学大学院 / 館野泰一氏・立教大学)
○ファシリテーターによるチームへの「問いかけ」や個人面談
○JMAMの教材で必要に応じた知識習得
Point 3
越境後のまとめ
Contents
○越境先での体験を振り返り、自組織に活かす「その後」のセッション
○プログラム終了後も続く「ことこらぼコミュニティ」への接続
○対象地域・参加者同士の自主的なつながり
4.開催スケジュール

beforeセッション

越境前の学習意識形成、チームビルディング
プロジェクト期間

オンラインディスカッションや社会実装の活動
afterセッション

越境の学びを企業へ持ち帰るための振り返りセッション
5.募集要項
- 定 員 :20名(5×4チーム、1社3名まで)
- 対象層 :中堅~管理職層、業種職種は問いません(※)
- 申込期限:5月13日(水) 17:30まで(定員になり次第終了)
※同業種の方が集中した場合、参加をお断りする場合があります
参加費
¥200,000/人(税別)
※内訳および参加費に含まれるものの詳細についてはお問合せください