イノベーション人材が育つ環境づくり|学びの「フレーム」と「アプローチ」を変える
まとめ
▶背景 両利きの経営
▶課題 イノベーション人材の創出
▶ポイント 越境学習
イノベーションとパフォーマンスの二兎を追う「両利きの経営」

「知の探索」と「知の深化」を高いレベルでバランスよく実現することが必要です。
これまでの人材育成は「知の深化」に強みがあります。
一方、これからは「知の探索」への注力が求められます。
自律型人材が足らない!
イノベーション人材とは、「自ら答えを見つけ出し、事業を変革する自律型人材」です。
3月に実施した企業の人事部長クラスへのアンケート(※)によると、自律型人材(=イノベーション人材)の不足感が顕著です。特に、こういった人材の割合が、社員の半数以上必要であるのの対し、現状は3割未満です。
※ 「自立型人材と人材育成/開発」に関するアンケート結果(日本CHO協会,2021)
https://www.j-cho.jp/enq/pdf/2103_01.pdf
イノベーション人材が育つ環境づくり
イノベーション人材が育つ環境をどう作り上げるか。
ここで、「越境学習」が人材育成の限界を超える基軸になります。

・越境学習とは
「固定観念や暗黙の前提から脱し、自ら問いを立てる力を養う環境づくり」
・対話力とは
「相互の深い理解と、新たなアイディアを創発するコミュニケーション力」
・インフォーマル・リーダーシップとは
「メンバー自身の新たな取り組みや、他者との連携を推進し課題を解決するリーダーシップへの転換」
学びの「フレーム」と「アプローチ」を変える

これまで企業内教育の考え方は「知の深化」に強みがありました。加えて、これからは「知の探索」への注力も求められます。
ロミンガーの法則(※)に当てはめると、越境学習は、経験学習と研修教育・自己啓発の成果を大きく伸ばす可能性があると考えられます。なぜなら、越境学習には、いわゆる座学にはない、“遊び”の要素が多分に含まれているからです。
子どもが、遊びを通じて多くを学ぶように、大人の学びにも遊びが効果的であることは、経験的にも納得のいくところではないでしょうか。
※ロミンガーの法則(別名70:20:10の法則):米国のリーダーシップ研究機関ロミンガー社が提唱したもので、リーダーシップがうまく発揮できている経営幹部の成長に寄与したものは「70%が経験、20%が薫陶、10%が研修」であることが分かった)
また、「何を教えるか」から「いかに学ぶ力をつけるか」へと、アプローチも変わります。
正解のない時代です。森羅万象から学ぼうとする姿勢で、自ら問を立て、創造的に対話し、“遊ぶように学ぶ”ことこそが、自組織の常識や暗黙の前提を疑い、対話の風土を醸すには欠かせないのです。
事例や具体的なプログラムをホワイトペーパーで公開中!

JMAMのラーニングワーケーションは、「越境学習」により、日常生活では経験できない、異質な知との出会いと、深い気づきを促します。
さまざまな価値観と交わる「知の探索」に、繰り返し挑戦できる学びを提供します。
ホワイトペーパーでは「和歌山県田辺市の地域事業家と、都市部の企業の社員が、地域課題解決のために協働するプロジェクト」などの事例を公開しています。
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